ここまで来るのに薬への葛藤なんかもありつつ、詳細はこちらから↓
親として子に薬を飲ます葛藤はあるけど、
今度はチンパンの薬への葛藤の始まり。
薬を続けて飲んでもらうには?
精神科受診後から朝1錠のインチュニブ1mgを始めたチンパン。
初めは薬効がどうだとかより、
やはり服用習慣をつけることから始まった。
1日おきに飲めればいい方だった。
その結果、、、
家出回数→1週間のうち1回
(減ったように見せかけて、たまたまです。気分に波があるので。)
文句は毎秒。
癇癪は1時間に2回ずつくらい。
当たり前だけど薬効はまだ未確認。
早ければ1週間くらいで効果をえられる人もいるかもしれないけど、基本は数週間で効果があるもので、頓服みたいに数時間で効くものではないから、それがもどかしいところです。
すぐ効果があれば本人に飲む意味を伝えやすいけど。
それでも飲み続けなければそれが効果があるのか、合うのかなんてわからないから、とりあえず続けて飲むしかない!
そこで、やるのは
薬が飲めたらほめる!
の繰り返し。
これしかない。
薬を飲む必要性をどう伝える?
イライラして飛び出したくなる気持ちが少し落ち着く薬だから飲んだ方が楽じゃない?
べつにイライラしてねーよ!
そーやって言われるとイライラする!
ほんと死ね!
いやいや、それ!
すでにイライラしてんぢゃん!
じゃー飲んでやってもいいけどよー、あのおもちゃ買って。
謎の取引が始まる。
もちろん、買いません。
(ふざけんな。1ぶっころ入りまーす!)
※ぶっころ=ぶっ飛ばしたい気持ちの単位
そのかわり、
1日の終わりに評価する。(ここ重要!!)
今日は薬を飲めたから一回しか飛び出しがなかったねー!
すごいねー!
全然落ち着いてなくても、
必死によかった点を探して
一個でもいいからほめる!
一回でも飛び出したのはダメだけど、
一旦
言いたいことは全部飲み込みましょう!
出来ていないことに着目しだすと
100万個くらい出てきてしまい、
お互い死にたくなってしまうので、
大変危険な行為です!
やめておきましょう(笑)
私は目の前の現実には、飲み込むことが多すぎて吐きそうです(*_*)オェ
こうして、少しずつ少しずーつ、ほんと少しずつ薬を飲むことの必要性と効果を伝えていきます。
「薬を飲みなさい」では反発しか生まれません。
小さいお子さまの場合ゼリーに混ぜたり誤魔化しがきくときもありますが、小学生ともなると誤魔化しは一切通用しません。
子供にとってなぜ必要なのか、どう効果があるのかがわからないと不信感でしかないのです。
伝えるときのポイント
「薬を飲みなさい!」だと
「俺は、飲まないといけない病気なんだ」と卑屈になりかねない。
そこも難しいところですが、
チンパンの場合、障害、病気などの
言葉は使っていません!
まだ診断名についても話してません。
(これは今後もちゃんと伝えるべきか悩むとこです。)
チンパンには、
人より
気持ちの切り替えが少し苦手だから、
読み書きが苦手だからとか
苦手なことを無理に頑張って、みんなと同じに合わせようとするから苦しいんだという説明しかしていません。
だからできないことに対してイライラするし、その対処法がわからないからどうしていいかわからず、飛び出したり暴れたりしちゃうんじゃないかなと。
なのでチンパンには、今できていることを一生懸命やればいいそれで十分頑張ってることになるから大丈夫だといい続けています。
病気だから薬を飲む。とかそういうことではなく、
今頑張ってやっとできていることが、もう少し楽にできるように助けてくれるのが薬なんだと説明してます。
特にチンパンは、自己肯定感がもともと低いのに加えて、さらに低下しやすい傾向があるので、
- 今できていることを本人のわかる言葉で周囲がほめる。
さらにそれを受けて、
- チンパン自身もできていると認めることが大事。
褒めるタイミング
飲み始めて数日(持続して飲めてるわけではないので薬効的にはいまいちのはずだが、)
気持ち悪いくらい穏やかな日があった。
チンパン自身も
なんか薬効いてるみたい!
と嬉しそう。
そう!褒めるならここです!
ちゃんと飲めたもんねー!
すごい!
気持ちよく過ごせていいねー!
すかさずいろんな気持ちを飲み込んで褒める!
もちろんまだまだ、次の日はまた飲まない、癇癪はあたりまえです。
薬が効いてるかどうかはこの際関係なく、このできたタイミングとチンパンの喜びにも共感して一緒に喜ぶことが大事だと思います!
薬の管理方法
チンパンの場合、親が手を貸してしまう状況が多いのですが、来年からは高学年になります。そこで、できるだけ自分でできる環境づくりに努めています。
ごく普通のことなので写真に撮ってまですることか悩みましたが、念のため。
その① 自主的に薬が飲めるように、100均のトレーを活用しています。
↑これを使用しています。
(毎度汚くてすみません。何かしらの汁が。。)
現在は朝と夕、プラス頓服が処方されているので3つの仕切りができるやつにしました。薬のセットは私が担当しています。
セットするとこんな感じ。↓
上から頓服、夕分、朝分と並んでいます。
チンパンは薬に表記されている「朝、夕」という漢字は読めるので、あえてわかりやすく仕切りにインデックスなどしていません。(あまりやりすぎると、自尊心を傷つけることになるので、その子の年齢と特性に合わせたものがいいかと思います。)
シンプルなんですが、チンパンは視覚優位なので、視覚的に飲み忘れがわかるようにうちではこうしてます。
ちなみに、ダイニングテーブルには薬ボックスと、ティッシュくらいしか置いていません。
なので
- 自然と目につく。
- 食事が終わると手が伸ばせる。
こうすることで
自分で気づいてできた!
につながればいいなと思ってやっています。
私の気づかせるポイントとしては、
食べ終わるころに薬ボックスをさりげなく
「カサっと」さわり存在に気づかせて、
あっ
と気づきます。
自分で取って出来たら
お!ママが言わなくても自分でできたね!
とすかさず褒める。
言葉で「薬飲みなさい」と言わないようにしています。
視覚優位の子は入ってくる情報が少ない方がいいので、やっていないことが目に見えて気づけるような環境作りが大事かなと思います。
シンプル is ベスト!!
環境づくりのことはちょこちょこ紹介していけたらなと思います。
こうして問題だらけの夏が終わり学校後期再開となる。
またまた波乱の幕開けです。
つづく。。。
チンパン愛用マスク↓↓↓ グレーで通気性の良さが気に入って毎日着用中。