すぐ死にたくなるチンパンと頭がちぎれそうなゴリラママ

発達障害(ADHD)、軽度知的障害と共に生きる小学4年生のチンパンとママの奮闘の日々。短期間でチンパンからやや人間への変貌

チンパンの精神科入院生活。1日目

前回の続きなので、まだの方はこちらからどうぞ↓

 
病院から帰宅後

 

泣きすぎて脱水になりそうなくらいの瀕死状態で帰宅。

 

変わらぬ見慣れた風景なのに、シーンとして落ち着かない部屋の中。

 

 

ボーっとすると、さっきの光景が頭の中で繰り返される。

 


そして泣く。

 

その繰り返し。

 

 

涙って枯れないんだね。。。

 


完全な放心状態である。

 

 

 

そんななか、職場から連絡があった。

 

職場からの電話

 

現在の仕事の状態

 

  • 11月頭に適応障害の診断を受けて診断書を書いてもらっていた。
  • 休むことに抵抗がありなかなか書類を出せずに仕事をしていた。
  • しかし、チンパンの入院の件もあるため、3か月休職することを決意する。
  • なので今は休職中
  • 入院日は職場に伝えている。

 


そんな中このような連絡がきた。

 


師長


お子さんの入院で忙しいと思いますが、部長が会って話したいと言っています。
今日会うのは難しいと思うので、今日にでも連絡とって会う日程の都合を相談してとくれませんか?

 

 


は?

 

 

電話?

 

今日???

 

むしろ、今日会うつもりだったの?

それはさすがにヤバイ人だよ。

 

部長やばい。。。

 

どうしよう。

 

 

 

本当にしんどい。。。。しんどすぎる。

 

この連絡に返信するのも辛い。。。

 

 

身近な人とも話したくないし、今は誰とも会いたくない。

 



頭が回らない。

 

けど、電話はしなきゃ。

必死に冷静を装って電話した。

 

明日会うことになった。。。

しんどすぎるよ。部長。。。。

 

 


離れ離れの夜

 

祖母が仕事から帰って来た後、一緒にご飯を食べた。

普段ならチンパンがわめきちらし、暴れ倒し、外に飛び出て捜索してる夕飯時。

 

 


今日はなにもない。。。

 


何も起きない。。。。

 

 


ただただゆっくりご飯の時間にご飯が食べられた。

 

 

 


いつもと違うのは、、、、
そこにチンパンがいないだけ。。。

 

 


それだけのことなのに。。。

 

ゆっくりな時間が流れ、ご飯もおいしく味わえる時間はたっぷりあるのに、

味がしない。。。。


祖母とも、お互いになんて声をかけていいかわからず、あまり会話もせずに、もくもくと食べた。

 

 

あえてチンパンのことにはお互いに触れなかった。

 

 

何か声に出したら涙があふれそうで。。。。

 

それは祖母も同じ気持ちだった。。。。

 


食後はそれぞれの部屋に入り、それぞれの時間を過ごす。

 

 

自分だけの時間なんて今までなかったから、何をして過ごしていいのか戸惑う。

 

こんな当たり前のことが今までなかったことに気がつく。

 


そして、

チンパンのことですぐに頭がいっぱいになる。

 

どうしても罪悪感にかられ、自分を責めることでいっぱいだった。

 

だって、私がこうして普通に過ごしてる今もなお、

 

 

 

チンパンは鍵のかかった部屋に独りぼっち

 

 


隔離部屋ってそういうこと。

精神科入院の初日は環境に慣れてもらうためにすることが多い。

 

大人だって気が狂いそうになるくらいのことを

こんなに小さな子に、愛するわが子にしてしまっているなんて。。。

 


母親としてどうなんだ。


私は取り返しのつかないことをしてしまっているのではないか。


私は母親失格だ。


私が泣くことじゃない。

泣きたいのはチンパンだ。

 

 

と泣きながら自分を責め続け、一睡もできずに夜が明けた。

 

 

チンパンの様子報告


朝いちに病棟看護師から電話がきた。

 

  • 昨日は夜8時に眠剤飲んだけど、寝れなくて9時に頓服のんで10時前に寝た。
  • 朝は6時すぎ起床。
  • 採血で涙を流す。
  • 朝ごはん半分たべた。
  • 午前中に鍵解除になり、ホールで10-20代の若者たちと談笑
  • すごい寂しい感じ、反抗態度なし。

昨日よりは落ち着いてますとのこと。

 

看護師との約束事を作ったそうで、


①7時に起きる
②歯磨きを自主的にやる

 

 

病院でも上記の内容でトークンエコノミーをやっていて、できたら〇をもらうそうだ。

 

 

 

 

大丈夫。

ちゃんとチンパンは生きてる。


少し安心した。

 

 

 

チンパンのいない初めての夜を経験して

 

入院をなめていたのは間違いなく私だ。

 

こんなにも悲しくてどうしようもないことはない。

今もなお、入院以外の方法はなかったのかと考えてしまう。。。。

もっと早くチンパンの辛さに気づいてあげられたら、私がもっと優しくなれたら。。。。


こんなことにはならなかったかもしれない。

 

後悔の言葉ばかりがあふれ出てしまう。。。

 

 


明日は入院後初めての面会。

 

チンパンの好きなジュース1個、お菓子1個を持って行っていいことになった。

絶対喜ぶチョイスをして、満を持して面会に望もう。

連日泣きすぎて目がパンパンであるが、チンパンの前では泣かないと決めた。

チンパンが何よりも辛いのだから。。。

親の決定で入院させてるのに、こちらが泣いていたらチンパンは納得がいかないだろう。

 

明日は笑顔で会ってくる!

そう誓った。

 

 

それにしても、夜はなかなか明けないものだね。。。

普段だったら寝たと思ったらあっという間に朝なのに。。。。

 


また眠れない夜を過ごしながら明日を待った。。。。


つづく。。。