すぐ死にたくなるチンパンと頭がちぎれそうなゴリラママ

発達障害(ADHD)、軽度知的障害と共に生きる小学4年生のチンパンとママの奮闘の日々。短期間でチンパンからやや人間への変貌

精神科病院からの退院

 

退院の日

 

二回目の外泊は、前回より平和に終わることができた。

一度病院に戻った後、一泊して無事に退院となった。


こうして17日間の

長い長ーい入院生活が終わった。
実際は2泊3日の外泊が2回あったから、

12日間は病院で過ごしたことになる。

 

 

いやー、長かった!!

チンパンは、もっと長く感じたんだろうな。

 

私も、チンパンがいないときの方が、チンパンのことを考えていた気がする。
だから長く感じたんだろうと思う。


チンパンはこの日を首を長ーくして待っていた。


退院時間がお昼ごろになりそうなことを前日に伝えると、

 

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チンパン


OK!

じゃー、朝にお風呂入って待ってるね。
俺も準備あるし。

 

なんてことを言っていた。
私には「別に待ってないけど」風に余裕があるように振舞うのだ。


しかし、

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チンパン

ママは何時にお迎え来るの?

 

 

 

と朝から医師に何度も聞いてきたそうです。


チンパンは

スーパーあまのじゃくなのです。
そんなところもまた可愛いんだけどね。

 

 


退院時の約束

 

医師は私にこう言った。


医師


情にほだされず、親の譲らない姿勢を頑張ってください。

 

  • 医師と相談して決めたルールを守ることから始める
  • その決めたことを私にいくら交渉してきても譲らない

 

この貫く姿勢が、

今までの私には欠けていたのだ。

 

全てのしくじりの始まりは、

私のこのブレブレな態度が大きく関係している。
今までのチンパンは、交渉を重ねて根気強く駄々をこねれば、言うことが通ってしまっていた。

だからチンパンの行動が

エスカレートする一方だったのだ。
その行動がチンパンの特性をここまで助長させてしまったので、
私の接し方を改めないといけないのだ

 

チンパンは交渉上手だ。

私がチョロいだけかもしれないが、


一番甘い条件でやってくれる人に相談しに言って、

 

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チンパン

◯◯が、これをやればいいよって言ってたから、そこまではちゃんとやったよ!

 

 


これをまた誇らしげに言うのだ。
私のルールとはだいぶ違うし、

ハードルを自ら低くして

自分は精一杯やった感を出すのが非常に上手である。

そこでごまかされて

「やったなら、まあいいか」

となってしまうのが私だ。

 

うむ、チョロすぎた(´Д`)

 

 

ブレずに貫き通す態度が私の課題である。

 

そして今後は、

医師との約束家ルールに移行して、さらにルールを更新していく作業が必要である。

 

 

 

 

医師が決めたチンパンのルール

 

大前提
①大人の言うことを守る
②反抗しない

チンパンのベースにあるもの


1日お菓子1個はOK


1日のルール

  • 7時 起きる
  • 7時45分 一人で学校へ行く
  • 1日授業を受ける
  • おやつを食べて塾にいく
  • 帰宅後→夕飯→お風呂→はみがき
  • 20:00-21:00 自由時間

※1時間の自由時間では上記のやるべきことが出来ていたら、テレビ、ゲームなどOK
カードゲームや本などはゲームに含まないため時間制限はない。

 

これが全部出来たらご褒美getとなる。

チンパンのご褒美


その日のお菓子二個


ペナルティー


上記の決められたことが出来なかったら、その日のゲーム時間はなし。

遅刻3日
欠席が2日
暴力2日
連続してどれか一つでも当てはまったら

再入院

こういったルールから始まった。

 

子育てやり直し


最初から厳しいことをいう医師に、思わず

「それは無理かも」

なんて言いそうになったが、

それだと親が子供の限界を勝手に決めてしまっていることになる
最初から信じてくれていない親に誰がついていくの?

 

それでは

今までと何も変わらない

入院の意味がない。


子供は、親が自分自身にあきらめを感じていたり、信じてもらえていない感じを敏感に感じ取るものだ。

まずは子供の力を信じることが大事だし、できるようにサポートすればいいだけのこと。

 

 

 


子育てやり直し!

 

 

たくさん反省して、
またここから始めよう。


何度だって立ち止まって、やり直す人生があってもいいよね。


入院には賛否両論あるし、私も今までの葛藤を見ていただければ分かる通り、大々的に賛成派ではない。

詳しくは↓↓


しかし、どうにもならない現状が突きつけられたとき、選択肢がそれしかなかったら、これからの未来のために進むしかなかったのだ。

もし今後できるのであれば、入院ではない安心して障害児が預けられる場ができることを願っている。
障害だから入院だけではなく、預ける側にも選択肢が欲しい。

今でもショートステイやら預かってもらえる場所はあると思うが、何にせよ全て手続きがとてつもなくめんどくさい。
精神が崩壊している親にはそんなことできないので、手続きが簡単で安心して子供を預かってもらえる施設ができるといいなー。

 

 

入院は母子ともに辛すぎる!

これに尽きます。


もちろん必要な人も居るからその方たちを否定しているとかではなく。


親の心身の健康を保てるような支援が、もっともっと増えるといいなと思います。
良い支援があったとしても、

裏メニュー的な感じで聞かないと教えてくれないとか、自分でとことん調べたら見つかったとか、そんなレベルでは意味がない。
私のモヤモヤをぶつけた回↓

 

疲弊している親たちが少しでも救われる方法をこれからも考えていきたいし、自分が体験したことで何か参考になることがあれば伝えていきたいと思います。

 

 


今できること

 


また本格的な反抗期が訪れた時、

もしかしたらまた入院もあるかもしれない。


だけど、今できることを最大限やっていけば、どうにか乗り越えられるんじゃなかと思っている。

 

今できることは、

  • 環境を整えること。
  • 親子の信頼関係を強固なものにすること!


これしかないのだ。

私はこのために全力を注ぐ。

シングルマザーだけど、仕事なんて2の次でいいのだ。

全てはチンパンのため。

それがなかったら私の原動力となるものはない。

発達がゆっくりなら、一緒にゆっくり1つずつ目の前の課題をクリアしていけばいい。
誰と比べる必要もない。


チンパンは一人しかいないんだから。

 

 

今後の予定


私は、チンパンの入院中に予定を詰め込んだ。
仕事をしていない自分は許せなかったし、

チンパンのために何かをしていないといけないと思っていたから。

 

1つ目、退院前日からペアレントトレーニングを開始

たまたま病院の心理士さんがやっているペアトレに空きがあるため誘いを受け、1つ返事で申し込む。

  • 全8回の講義 3万円
  • 2週間に一回のペース

値段だけ聞くと高い。
しかし、この方法を身につけると

「子供が生きやすくなるかもしれない」と思ったら藁をもつかみたい状態なので躊躇なくやることにした。

内容は今後数回に分けて伝えていきたいと思います。

 

 

2つ目、退院後すぐに福祉事務所に行って受給者証取得の手続き

チンパンが取得したのは通所受給者証

 

 

3つ目、児童相談所に愛の手帳申請予約

→結局これは申請しなかった。

理由はこちら↓

 

 

順次、ペアトレ保育所等訪問支援のことを書いていきますので、また読んでいただけたら嬉しいです。

 

 

子育ては親が育てているんじゃない。

子供に育てられているんだとしみじみ思う。

子供が9歳なら母親になって9年てこと。

失敗するのも当たり前。

いつも正解じゃなくたっていいんだから。

これからも一緒に成長していこうね。

 チンパンはすぐ死にたくなっちゃうけど、私は君に出会えて本当に良かったよ。