受給者証取得の手続き
退院後すぐに福祉事務所に行って受給者証取得の手続きを行った。
チンパンが取得したのは通所受給者証取得というものである。
当時の私はチンパンの入院などもあり、色々パニくっていた。そのため、人に言われるがままに全く調べずに手続きをしたので、とてつもなくめんどくさいことになったし、利用開始が遅れたりしてイラついたのでぜひ流れだけでも知っておいてほしいと思います。
通所受給者証とは
これをもっていると
- 児童発達支援
- 放課後デイサービス
- 保育所等訪問支援
などが利用できる。
いずれも社会との交流や集団生活適応に向けての支援が主である。
オススメ手順
①施設見学
まずは自分で利用したい事業所に問い合わせして、空き状況確認と良さそうなところを見つけておく。
※見学は受給者証なくても可。
※その後の動きがスムーズになるので、受給者証が届くまでの期間に施設を探すことをお勧めする。
②自治体の相談支援に障害児通所支援の利用相談をする。
チンパンの場合、病院と提携されているところだったので、病院にいる相談支援の人に相談しました。
③自治体に申請書類提出
※医師の診断書または意見書などが必要になるので、詳しくは各自治体に要確認。
※障害児支援利用計画案というものが必要になる。
相談支援で作成してもらえるがセルフプランで自分で作成することも可能。
④自治体の人と面接
※本人を連れていく必要がある。
こうしたことを経て通所支給の要否が決定される。
その結果認められると、
やーっと通所支援受給者証の発行となるのだ。
その後、保育所等訪問支援をやっている事業所と個別に契約をする流れになります。
利用者負担額
料金は所得によってであるが、
基本1割負担ぐらいでサービス利用が可能。
- 生活保護・住民税非課税→0円
- 課税+所得28万未満世帯→負担月額上限4600円
- 課税+所得28万以上世帯→負担月額上限37200円
※自治体によっても異なるので参考までに。
所得がそれなりにある人は躊躇するかもしれないが、このぐらいの値段でできるのであれば、やる価値はあるかなと。
私のしくじり
私は上記に書いたこのことを全く知らなかった。
だから受給者証は申請書に書いて出せば、すぐに取得でき、あとは自治体がなんとかしてくれて学校との連携ができると思っていた。
しかーし、
考えが甘かった!!
めちゃめちゃ自分で調べてやらなきゃいけなくて、しんどい時にこんなことできないとくじけそうになった。
まず、保育所等訪問支援をやっている事業所を自分で探さないといけない事実を知る。
利用したいサービスと空きがあるかをご自身で探して、決まったら教えてください。
事業所の連絡先一覧を渡され、一件一件空きがあるか探してくださいというのだ。
ざっと見る限り10件以上はあった。
えー???!?!まじか。
(私的には驚愕の事実である!
じゃあ自治体は何してくれんの?って思ってた)
そして、嫌でもやらなきゃ支援が受けられないので、電話をかけまくる。
心に余裕がない時ですよ?
結果、放課後デイサービスはやっているところが多いが、肝心の保育所等訪問支援はあまりやっているところがない。
そして何件も問い合わせた結果、
やっと見つけた!
しかし、
空きがないからできない
とバッサリ言われる。
もうね、
これはしんどすぎる!!!!
医師に勧められてこの支援を取り入れようと思ったので、病院と提携している事業所で一度は空きがないと断られたけど、なんとか支援に入れてもらえるようもう一押ししてもらい、利用できることになった。
めっちゃありがたいけど、そんなんで受け入れられるんなら駄々こねたもん勝ちみたいじゃん!
チンパンの場合は、入院もしたくらいだからその辺が考慮されて受け入れ可となったようだけどさ~。
モヤモヤする!
ここまででも自分でやらなきゃいけないから大変なのは分かりますよね。
それで終わりではない。
やっと事業所も決まり、書類も申請したし手続きが終わったと思い、受給者証が送られてくるのを待っていた。
申請書類提出後2週間が経過したとき、
突然、自治体の人から連絡があった。
障害児支援利用計画案って作りました?それがないと申請できないんですけど
なにやら利用開始するには
「障害児支援利用計画案」
なるものが必要と言われてパニック!
何それ、そんなの知らない!
そもそも自分で書くものなの????!!
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
自治体の人は何も教えてくれなかったよ、、?
みんな当たり前のように知っていることなの?
書類を自治体に出してから、結構日にちがたってその事実を知ったから、短気なゴリラは怒りに震えていた。
ゴォォォォォ
退院後すぐのチンパンを連れて書類申請&面接までしたのにかかわらず、
それがないために書類不備のまま放置されていたようだ。
連れていくのも大変なのに。。。
大急ぎで申請した意味がなかった。。。
うん、
泣きたい(´Д⊂ヽ
結果的に、 受給者証が届くまで申請後一か月くらいかかった。
利用開始が遅れてしまったが、幸いにも病院で提携しているところなので相談支援の人が早急に用意してくれてなんとか契約することが出来た。
これでやっとやっと事業所と契約が出来てやっと担当の心理士さんと密な話ができるのだ。
無知って怖い!
人任せはダメってこと!
しっかり学びました。。。
もとはといえば私がいけないのは重々承知の上ですが、弱っているときにこんなことできません。結構メンタルに来た話でした。
保育所等訪問支援を導入
私は苦労してやっと手に入れた受給者証を使って保育所等訪問支援を導入することにした。
保育所等訪問支援とは
簡単にいうと心理士が学校に定期的に訪問して、集団生活がうまくいくよう学校と家庭との連携をしてくれるところ。
- 「先生にはお世話になってるから言いづらい」
- 「言っても伝わらない」
- 「友達との関わりがどうか」
- 「学校でうまくやれているのか」
など学校に対して思うことは沢山ありますよね。
もちろん全て先生に託したり、先生のせいにしているモンスターペアレントみたいな考えではなく、発達障害だと特に声掛けの工夫や環境を整えることでいわゆる普通に過ごせるのです。あくまでも学校でできる範囲やってほしいとお願いするイメージです。
家で頑張って取り組んでいることを学校でも出来たら一貫性があるし、その子の成長にとても効果的だと思うのです。
これを導入することで
モンスターペアレント
のようにならずに済むわけです。
結構いい制度だとは思うが、放課後デイサービスは知ってるけどこの制度は知らない人が多いようだ。
実際に利用した様子
例えばチンパンの場合
今までないものにしてきた、宿題を忘れずに毎日提出しているチンパン。
そのことに対して家でもめちゃくちゃ褒めている。
さらに先生から一言あると継続意欲に繋がるのだ。
「ちゃんとやってきてえらいね」
「頑張ってるね」
第三者からのこの言葉がチンパンには効果的なのだ!
やってきて当たり前なんだけど、当たり前じゃない子だって沢山いるんです。
この一言があるのとないのでは全っっ然違うんです。
また、
「これを終わらないと~しちゃだめだよ」
より
「これが終わったら~していいよ。」
と肯定文になるような声掛けをお願いしたいとか。
こんな小さなことだけど、関わりが必要な子にとっては重要なことなんです。
これを支援員が介入してくれることで、担任と通級の担当の先生と家庭とをこまめにコンタクトを取り、関わりについて考えてくれます。
そのうえで、1週間に1回または2週間に1回のペースで
- チンパンの行動観察
- 先生たちの声掛けの様子
- チンパンの授業参加状況
- 先生に適切にヘルプサインが出せているか
など様々な視点で評価してくれます。
学校との間に第三者が入ることで格段に連携が取れるし、
何よりも!
あのチンパンが!
なんと学校に行けるようになったのです!!
あのチンパンとは↓
やはり環境を整えるにはたくさんの人の手が必要です。
でも、こうしてひとつずつ課題をクリアして、笑顔で過ごすことが出来るのなら、こういった支援を取り入れてみるのも一つの手ではないでしょうか。
※学校によって、第三者が入ることをNGとしているところもあるので、学校側にも導入するには確認が必要です!
参考まで。
この支援の過程はまた要所要所で記事につづっていきたいと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました!
イライラしたときの心の友↓↓