登校しぶりの本格化
登校しぶりが本格的になったのは小3の5月
祖母からの連絡で知った。
それまではなんとか祖母が学校に送ったりしてくれてたみたい。
私の通勤途中、祖母からのLINEで
祖母
あさ、起こしても起きなかった❗起きれなかったから本人はふてくされてる💢💢💢
ご飯は食べないし❗ものを投げつけて、起こさないおばあちゃんが悪い‼️とぶち切れてる。
学校に行かない‼って悪たれてるよ。
私じゃもう無理だから帰って来て
優しさの塊の祖母がぶちギレてる。
そしてただ事ではないことが一瞬にしてわかった。
その日はなんとか祖母が学校まで自転車で送ってくれた。
私はそれまで知らなかった、、、
チンパンが朝からチンパンチンパンしてることを(※チンパンチンパンとは、わがままや悪態をつくこと)
ここからチンパンの暴走モードの開始である。
チンパンが帰宅後ママから問い詰める。
「なんでできないの?」
「ちゃんとやることやってよ!」
「ちゃんとやるって約束したよね?」
「普通にやればいいんだよ!」
などなど、チンパンを追い込み苦しめることばかり言い続けていた。(これもチンパンにとっては死にたくなる原因かも)
何とか数日はこの説教がきいたのかわからんが、何とかトラブルなく経過。
しかし、、、
その8日後、学校から呼び出しの電話。
先生
今日お友達とのトラブルで喧嘩して、お友達を叩いてしまったんです。
あと最近授業に集中できてません。
立ち歩き、人の邪魔をし、授業中歌い出して注意してもやめません。
ご家庭で何か変わったことありましたか?
ええ。自覚あります。引っ越したり、ゴリラママの仕事変わったし。
その夜もまた説教。正座させて。
ゴリラママ
なんかママに言う事ない?
チンパン
ない
ゴリラママ
ないじゃないだろーが(ぶち切れて血管2本分やられた)
相手のせいだとしても殴ったら殴った方が悪くなるんだから、ぜってー殴るんじゃねーぞ!
(といいながらゴリラパンチをくらわす。親も親だ。そもそも口が悪い)
チンパン
ぴぎゃー(この世の終わりのように号泣)
その日中に友達の親と連絡を取りお互い怪我がないことを確認し、ひたすら謝り、事なきを得た。
まずこの時点ではチンパンがADHDということを誰も知らない。
保育園のころから元気でやんちゃな子だなーと。
あったとしても発達障害はグレーゾーンってとこかなーなんて軽くみてました。
ずっと、すんげーわがままで言うことを聞かない子だと思ってた。
だから怒鳴りちらして怒りまくってた。キレすぎてほんとにほんとにブチブチと血管が切れて毎日失っていく様な感じがした。(こんなことしても何も伝わらないのに)
だから学校行きたくないのSOSにちゃんと向き合ってあげられなかった。
今思うと些細な変化からそのSOSに早く気づいてあげることが何よりも大事だとしみじみ感じる。そこには日ごろからのコミュニケーションがないと無理なのよね。
チンパンのADHDのむずかしいところは、わがままなのか本当にできないのか見分けがむずかしいことにあった。
そのためそういったところから見直しがスタートする。
ゴリラママの状況
シングルマザーになってからは働くことで精一杯で、子育てはいつの間にか二の次になってしまっていた。なにもかも祖母にまかせっきりで何も見ていなかった。見えていなかった。
その頃の私は、朝チンパンが起きる前に出勤して帰宅が20:00頃。寝かしつけにかろうじて間に合うくらいだが、次の日のやることが山積みの為帰ってからも頭は仕事モード。唯一のふれあいの時間である寝かしつけでさえ塩対応で、早く寝ろってあしらってた。
(今思えば、小3で寝かしつけってどーいうこと(゚д゚)は?)
(それに小2までバリバリおねしょしてたからオムツはいてたなー小3になってピタリと止んだ!逆になぜ?)
チンパンが荒れ始めた5月は、4月から看護師一年目が始まったばかりの頃である。
私には知る余裕さえないくらい働くので精一杯だった。(ただの言い訳でしかない)
子育てに対して間違った価値観~ゴリラママのしくじり~
子はママの働いてる背中見て、「ママも頑張ってるから僕もガンバロー」ってなってくれて、大変なこと知っているからお手伝いをしてくれたり、自然とそうなってくれるんじゃないかと幻想を抱いていた。(ほんとに勝手)
シングルマザーだし手がかけられないのは仕方ない、祖母に頼めるものはやってもらっちゃえばいい。(ほんとに身勝手で母親とは思えない考え)
ところが実際は全く違う破天荒なことばっかりやらかすものだからイライラが募りいつしか怒ってばかりになってしまった。
しつけと呼べないほどの負のループを生み出してしまった。
言う事やらない、約束やぶる、生意気な口を利く
↓
ぶっ飛ばす(ゴリラママ渾身の一撃)
きっと多くの人は一度は経験あるかもしれない。
これは回を重ねるごとにエスカレートしてしまう本当に恐ろしいものです。
不快な表現かもしれないが、絶対にどんな理由があろうともしてはいけないが、
正直なところ自分でも恐ろしいが虐待してしまう親の気持ちがわかる瞬間もあったりするのです。
だからこそこの負のループは
絶対に絶対にやめなければいけません!
今はこのループから抜けて怒らなくてもいい方法をペアレントトレーニングで身に付けました。
子供からしたらたまったもんじゃない。
勝手に期待されて、頑張ったことも認められず、ダメな事ばかり指摘されて怒られて殴られて。
自己肯定感がもとから低いADHDの子なら余計死にたくもなるよね。。。
本当に後悔ばかり。
チンパンの状況
そんな身勝手なゴリラママのせいで気付くのが遅かった分、知らぬ間に二次障害をおこしていた。
特にチンパンは、ADHDの二次障害の症状として精神面の不調、行動面の不調が出ていた。
● 精神面の不調→過剰な不安や緊張、抑うつ気分、不登校など
● 行動面の問題→強い反抗、暴言・暴力 など
ADHD特性の
「頑張っているのにうまくいかない」という悔しい思い
「またやってしまった」という失敗体験の繰り返し
学習についていけないなどクラスメートとの差や劣等感
などが積み重なることで、次第に子どもは
「どうせ頑張ってもできない」
「何をやってもうまくいかない」
「また叱られる」
など自信を失いがちになることが多い。
このような状態が続くと、「どうせ自分はダメな子なのかな」「自分が悪いのかな」と自分を責めるようになり、心の傷つきが生じてしまうことがある。
チンパンはまさにこの時自分でもどうすることもできないし、どうしていいかわからないし、ママはわかってくれないし、誰もわかってくれないという気持ちが爆発してこちらにぶつけてきたんだと思う。
でもぶつけてきてくれたことで気付くことができた。私にぶつかってきてくれて良かった。
先の見えない真っ暗なトンネルに突入
ADHDそして二次障害へと助長させてしまった要因として考えられるもの
環境の変化→4月のクラス替え、アパートから実家に引っ越し、ゴリラママ職場変わる(ふれあい減る)
学習面→3年生になり難しくてついていけない、そもそも勉強嫌い(苦手意識が強くたくさん字が書いてあると拒否反応を起こす。字を読みたくない、書きたくない)
ママの対応→すんげー怒りまくってた。ほめたりせず、ダメなことを片っ端から怒鳴り散らしていた。キレすぎてほんとにほんとにブチブチ血管が毎日失っていく様な感じ。
上記のようにチンパンには死にたくなる原因が山ほどあるのです。
私の子育ての仕方、ADHDへの理解度の低さがチンパンの特性をつぶし、悪化させてしまっていた。
当時はこの状況に気付くはずもなくただただ状況は悪化するばかりであった。
つづく。。。
この時期読んでいた本。共感する人多いんじゃないかなー。号泣しながら自分は母親やめないぞ!と固く決意した本↓↓↓