社会科見学?!
ここのところ祖母の家出騒動やら何やらで不登校まっしぐらのチンパン。
それに伴い仕事を休む日々が続く。。。
職場の上司に逐一状況は説明していた。
あまりにも休みが続くので、
子供連れて来たら?いつでもいいから。
私が見ててあげるよ。
と予想外の提案をしてくれた。
私の上司は病棟の看護師長さんですよ?!
くそ忙しいのにこんな風にいってくれるなんて。。。
本当に感謝でしかないよ。
でも、
あのチンパンだよ?!
想像を絶するよ?!
今言った言葉を後悔するよ??!
ほんとに大丈夫?!!
まぁでも、チンパンにも変化球になっていいかもと思い、
いつものように朝の地獄ルーティン後、
今日も行きたくないでござるのごちゃごちゃ文句言っているチンパンに
ねぇねぇ、チンパン。
ママの病院来る?
きっとこんなこと言っても、
「行くわけねーだろ!」
とか一喝されて終わりかなーと思いきや、
え?!
いいの?!
じゃあ学校行かなくてもいいの?
いいよ。
なんだかとっても嬉しそう。
意外な反応だった。
いざ、出発
それでは早速準備。
リュックに
- switch(最重要)
- お菓子(ハイチュウのブドウ味、グミのブドウ味、なんでもブドウ味)、
- 飲み物(白ブドウとナタデココが入ったやつ。やっぱりブドウ)、
- PASMO
があればチンパンは十分。
9時頃出発する。
行きの電車は多少混んでいて座れなくても、ルンルンなので楽勝♪
職場に着くと目を輝かせて
うわ!すげー!
ママ、こんなでっかいとこで働いてんの?
ナースなの?!
めっちゃ疑われている💦
今まで何だと思っていたんだろう('Д')
まぁ、無理もないよね。
普段、親が働いているところなんて見ないもんね。
さぁ、貴重な体験を存分にしていただこうではないか!
チンパン、病院に潜入
病棟に上がり挨拶を済ませ、
チンパンを師長さんのそばに配置し、
私は様子を見ながら職務に専念する。
その間、師長さんが病院案内でいろいろ連れ出してくれた。
(もうすでにお分かりの通り、
この日はチンパン係なので師長さん仕事になりません。)
ひと段落して記録を書こうとナースステーションに行くと、
せんせー。
チンパンは看護師長さんのことをいつの間にか先生と呼んでいる。(なぜ?)
それをすんなり受け入れている師長さん。(ありがとう)
switchのゲームをナースステーションで師長さんにルンルンで説明している。
(きっとなんのこっちゃわからないだろうに、本当にありがたい)
ナース姿で働く私を見て
ママってほんとにナースなの?!
ほんとだったんだね~
まだ疑ってる(笑)
一緒に休憩室でお昼をたべ、午後の仕事をこなす。
チンパンは師長さんにべったり。
本性がじわじわ出現
私が患者さんの病室から出てくると、
向こうから全速力の車いすが。。。。
(もう嫌な予感しかしない)
キュルキュル~(タイヤの音)
な!?!チンパン!!!
病棟の廊下を車いすで暴走する
チンパンが目の前に現れた!
その後ろで師長さんが死にそうな顔している。。。
(もう手におえないって顔が言っている、、、確実に限界近づいている。。。
やはり、チンパンを扱うには経験豊富な師長さんでも無理か。)
師長さんが疲れ切った感じで
仕事終わったら帰ってもいいよ!
電車も混まないうちに帰った方がいいんじゃない?
と、早退してもいいことに。
(なんて気遣いだ!と感謝だが、内心早くチンパンから解放されたくて、帰らせたいんでしょうね)
お言葉に甘えて、社長出勤並みにいつも遅刻してくるくせに今日は早退します。
(ええ、新人ですが何か?)
とんでもなく職場に迷惑をかけていることがお分かりいただけますね?
本当に感謝でいっぱいです。
さあ、帰りますか。
ここからチンパンの本領発揮します!
地獄の始まりですよ~
16:00
お疲れさまでした!
お先に失礼します!
と挨拶を済ませ一刻も早くこの場を去ろうと決めて、
振り返るともうチンパンはいない。
へ???!!
なぜいない?!??!
病院内で脱走が始まった。。
これ以上は迷惑かけられない。
一人静かに思い当たる場所を探したが見当たらないので、ひとまず着替えを済ませることにした。
(この時すでに脱走に慣れすぎて麻痺しているので焦りもしない。
私もなかなかヤバイやーつです。)
着替え終わると病院から着信が。
嫌な予感しかしない。
お宅のおぼっちゃまを病棟で預かっていますよ。
「ママがどっか行っちゃった」って言ってます。
なぬぅ~!!!!💢💢
何度も言うけど、いなくなったのは
あ・な・た!!!!
イライラを抑え、一度挨拶を済ませた病棟へ。(気まずい。非常に気まずい。もう戻ってこない予定だったのに。)
すみませ~ん!
途中でいなくなっちゃって💦
(全然焦ってないけど、焦って走ってきましたの迫真の演技。一応ね。遅刻が多くなってからこの技に磨きがかかった✨)
チンパンはこの時キャスター付きの椅子でくるくる回りながら
ママ、どこ行ってたの?
おせーよ。
はい、カッチーン!!
でも職場では私自身めちゃめちゃ猫かぶっていたので
ごめんねー。
早く帰ろうねー。
こんな優しい声出したのひっさしぶり!
自分でもびっくりした!
ここはごちゃごちゃ言わず、怒りも見せずにさっさとこの場を去ることを優先した。
何とか病院を出ることに成功する。
さあ、早く家に帰りたいんだけど、そう簡単には帰ってくれないのがチンパン。
まだまだやりますよ~!
チンパンパワー全開!
つづく。。。
今回の振り返り
私が徹底したこと。
- 仕事場に私情は持ち込まない。
特定の上司のみに詳細を逐一報告、その他の人には「子供がちょっと大変で」だけで詳しいことは話していなかった。
だから私が子供を連れてくるまで、
こんなに大きな子供がいて、
障害児育児で大変だったことを知る人は、
師長さんと同期しかいなかった。
「クールで仕事パキパキやる子」のイメージがあったようで、とてもびっくりされた。
(ごめんなさい。ちょっとできる女に見られたくて猫かぶっていました(*´ω`))
そこまで徹底して、遅刻以外仕事には影響のないよう頑張った。
当たり前のことだけど、正直きつかったよ~(´Д⊂ヽ)
そのおかげかは分からないけど、私の頑張りは認められていたみたい。(ありがたい)
人手が足りない中、十分業務も軽減されていたしこれ以上ないぐらい優遇されていたから、逆に「やめたいです」が言いずらかった。
これが正しかったかは正直わからない。もっと上手に助けを求められる人はたくさんいることでしょう。
でも私の性格上、どうしても同情とかされたくなくて人に悩みを言えないのだ。
そんな中で特定の人にでも相談できたことは、自分なりに成長したなと思った。
ゴリラママのこじらせ
私は今まで誰かにお願いするくらいなら自分でやってしまった方が楽というタイプ。
この時点でだいぶ
人としてこじらせている
のは知っています。
相談する時ってそもそも自分の答えが大体決まっていることが多く、最後背中を押して欲しい時にするものだと思っていた。
だからうだうだ人にゆだねて悩む方の相談というのをあまり経験したことがない。
自分でとことん悩み、決断、実行。そして事後報告。
これが私の思考の基本だった。
だからいつも事後報告しか聞けない友達には、
「なんでもっと早く言ってくれなかったの?」といわれる。
自分が何に困り、
どんな助けが必要なのかをわからないから、
人には「助けて」なんて言えないんですよ。
自分でもわからないんだから言えるわけがない。
自分だけのことならとことん自分を追い込んでやれば今までは何とかなったけど、
子供のことはそうは行かない。
子育てなんて自分の思い描いた通りなんて1つもいかないんだから。
その経験に対して対処法を知らない私はパニックになったのだ。
だからこそ、そんな自分にとって「他人に現状の助けを求める」この試みは自分的には新しかった。
自分の答えなんてなくても、「今こういう状態で困っています」とざっくりでも話すと、相談された側は何かしらヒントとなることを言ってくれることが多く、自分の意見がまとまっていなくても人に相談して良いんだと思えた。
そこで日々相談していくことで上司に大変さが伝わり、配慮してくれることが多くなって、こんな私でもいていいんだと思えたし、「いてくれた方が助かる」とも言ってくれた。(本当にありがたいよ)
周りに助けを求めるってとても勇気がいる。
子供の障害なんて一番知られたくないもんね。
だけどその分、自分を認めてもらえることもある。
だから、相談する意味はあると思った。
その先の未来のために、
今を乗り越えるためには必要な勇気だなと思った。
こんな当たり前のことでさえ気づかずに生きてきた。
私も着実に成長している。チンパンとともに。
共育てとはこのことだとしみじみ。
※子供と自分もともに育ち合うことを
「共育て」というそうです。
知り合いに共育てに関するブログやインスタを書いている人がいます。タメになる情報満載なのでぜひ✨
ご興味ある方はぜひ✨
インスタやっている方はこちら↓
https://www.instagram.com/tomosodate_no_wa
ブログ↓
もちろん理解のある人ばかりではない。
わかってもらえない人に理解を求めるのは労力の無駄遣いだと思うから、そんな職場はやめた方がいい。今だってたくさん傷ついてきてるんだから、もうこれ以上傷つく必要はないと思う。
障害児を育てながら仕事をしている人を心から尊敬する。
私は今、シングルマザーのくせに「子育て専念中」という名のスーパーニートだ。
でもなんとかなる!いや、なんとかするんだから母親なんてものは。
頑張らないと決めても結局頑張っちゃうんだから。
愛する子供のために。
どんなにムカついたり、ぶっ飛ばしたくなったり、もうママなんてやめたいって言ってたとしても頑張っちゃうんだよ。
親ってすごいよね。
だから私はあえて伝えている。
もうすでに頑張っているんだから頑張らなくていいと。
自分をもっと大切にしようと。
だから周りからの「頑張れ」は不要。
「頑張っているね」と認めてくれた方が頑張れる。
何度も言うけど子育てには
親のメンタルが何より大事!!
それを守るための勇気は出した方がいいと思う。
やっぱり、土日はチンパンがこちらを監視しているから、なかなかパソコンが開けない。チンパンにこのブログがバレたら一巻の終わりである。だからいるときに更新はむずかしい。(完全なる言い訳)
まぁ昨日はドラマの誘惑に負けてブログ更新できんかった。。。(本音はこっち)
これからもマイペースにアップしていきますので、チラチラのぞいてくれたらうれしいです。
今回もご覧いただきありがとうございました。
つづきはこちら↓