前回の続きです!まだの方はこちらから↑
前回は、効果的な指示のために基本的なことをお伝えしました。
今回は、指示の工夫について書いていきまーす!
- 指示の工夫①
- 重要ポイント
- 必ずやること
- 第三の選択肢の出現
- どっちも嫌!と拒否られたら?
- 指示の工夫②
- 何をご褒美にするかが重要!
- チンパンの場合(しくじりバージョン)
- チンパンの場合(改善バージョン)
- チンパンルール
- 別のチンパンルール
- ご褒美の効力を最大にするために
- 指示の工夫③
- 指示の工夫④
- チンパンの寝る時間(失敗バージョン)
- チンパンの寝る時間(成功バージョン)
- 今回のまとめ
指示の工夫①
「選択させる」
命令だと強制された感がありますが、2つ以上の選択肢を与え、そのうちの1つを子供に選ばせることで、「自分で決めた」という意識になり、気持ちよく応じやすい。
例)着替えをしてほしい時
普段バージョン
早く着替えなさい!
えー
やだー
すぐに玉砕(´Д`)
選択させるバージョン
今日は、こっちの青のTシャツと、黒のTシャツどっちにする?
んー
青っしょ!
と言って手に取り着替え始める。
お!いいね!
チンパン青似合うもんね~♪
「やだ」を聞くのも、
言う方もストレスです!
これだとお互いにとってストレスが減りますよね!
重要ポイント
実は選ばせているようで、すでに「着替えること」前提で話が進んでいることにお気づきだろうか。
そこが選択させるうえでの重要ポイントだと思います。
- 前者は「着替えるか」「着替えないか」のやりとり
- 後者は「着替えることは決まっていて」どっちの色にするか選ばせているだけ。
どっちを選んでも目的の「着替える」ことは達成するという仕組みである。
この原理はめっちゃなるほど!と思ったところ✨
今までの選択肢の出し方が、大分間違っていることで余計にイライラを増やしていたことに気が付きました。
声をかける前に
「どうやったらチンパンは動いてくれるか」
を考えるので、ちょっと冷静に分析してます
(゜-゜)ジー
必ずやること
選んだら、
- 認めて励ます!
例)「ありがとう」「そうだね。そうしよう!」
第三の選択肢の出現
子供が他の選択肢を提案してきたら?
- 実行できそうなら採用
- 無理そうなら、今ある選択肢を繰り返し提示する。
どっちも嫌!と拒否られたら?
- 「どっちもいや!」→簡潔に選択肢の提示を繰り返す。
それでもだめなら、、、
- 「じゃあ、あなたのためにわたしが決めるね!」と親が決める。
もちろんCCQの穏やかモードで。
最終的に同意に至ったら、25%ルールで褒める。
指示の工夫②
ご褒美制度:
「~したら〇〇出来る」
行動や課題をする代わりに、
「ご褒美」を与えるという合意
子供は親に協力する見返りに、ご褒美を手に入れることが出来るので、もめ事が少なくなる。
しかーし!!
これは、とってもしくじりやすい!
簡単で取り入れやすいし、よくやっている家庭も多いのでは?!
何をご褒美にするかが重要!
ご褒美は、
高価な特別なものではなく、
- +@の機会や品物
- 子供の好きなもの
- 親も負担なく与えられるもの
がいいとされています。
例)
もの:お菓子、お小遣いなど
機会:
- 〇〇に行く
- スペシャルタイム
- 子供がやりたいと思っている活動
- 散歩
- ちょっとした買い物
- いつもと違う公園に行く
- TVたゲームを10分いつもより長くする
などなど。
いろいろ言われていますが、
私は機会のほうをご褒美にするほうが個人的にはいいかなーと思います。
チンパンの場合(しくじりバージョン)
何かあるたびにおもちゃや、チンパンが買ってほしいというものをそこまで高価でなければ、買い与えていた。
これやったら、おもちゃ買ってくれる?
が増え、
だんだんエスカレートしていき
買ってくれないとチンパン爆発!
ズドーン
チンパンの場合(改善バージョン)
一日のやるべきことを1週間出来たら、ゲーム10分プラスでやっていいよ
チンパンはゲームのために生きているので、ゲームに関連したものにすると効果的だった。
チンパンルール
一日のやるべきことが
1週間続けて出来たら、、、お菓子3個までOK
2週間続けて出来たら、、、お手伝いをする(1個)
3週間続けて出来たら、、、お手伝いをする(1個)、ゲーム時間+15分
4週間続けて出来たら、、、お手伝いをする(1個)
5週間続けて出来たら、、、お手伝いをする(1個)、ゲーム時間+15分
1日に出来るゲームが通常1時間だが、5週頑張ったら1時間半になるご褒美制度をチンパンと相談し作成した。
チンパンにとってお手伝いがご褒美かは分からないが、本人が希望したことで、こちらはありがたい限りなので遠慮なくで採用した✨
どんなに増えたとしても
1日3時間までが上限としている。
現在、ゲーム時間が1日に2時間45分まで増えている。
しかし、一度でも約束を破るとまた1からやり直しなので、なかなかMAX3時間まではたどり着けていない。
このルールを採用していくうちに、徐々に家出もなくなったし、学校も行くようになって、
結果的に、
まさかこんなに続くとは思っていなかった!
っていうのが正直な感想。
ゲーム時間確保を維持するためにも、かなりの原動力となり、チンパンなりにとても頑張って生活を送っている。(もちろん、日々色々ありますけどね💦それはまた日々のやつで綴っていきますね)
別のチンパンルール
また、ご褒美はかしこまった何かではなく、
- ぎゅっと抱きしめる
- 褒める
- シールを張る
など、こんな簡単なことがご褒美になったほうが親のほうも楽だと思います。
もちろん、年齢や、その子の特性に合ったものが一番ですが。
うちも大体はゲームの時間が増えることがご褒美になっていますが、
別のルールとして
- 「暴言を言い直せたら」
- 「お手伝いしてくれたら」
の場合は、
できた数だけシールをカレンダーに貼っています。
こんな感じ↓
なかなかうまくいかないこともありますし、こちらに少し余裕がないと無理なので、実際はあんまり進んでませんが、暴言などは長期戦だと思って気長に取り組んでいる最中です(;'∀')
しかし、こういった意識づけをするだけでも、大分変化は感じられます。
バカヤローが!
私がジーっと見てる。
じゃなくって、今言ってみたかっただけ~
など、息をするように暴言を吐いてしまっているチンパン。
ですが、
「あ!暴言言っちゃった」
「しまった」
と気づいているのだから大分成長したなと受け止めています(´_ゝ`)
こういうところから一個ずつです。
※ご褒美に対して賛否両論あると思いますが、その子の特性、その家庭のやり方でいいとは思います!
しかし、うちのようにやり方を間違えてはいけない!
適切にやれば効果的であるということですね✨
ご褒美の効力を最大にするために
チンパンの場合は、ほぼ100%ルールでやっているのでちょっと参考にはならないと思いますが、
結果に対してというより、その過程や行動に対して褒めてご褒美を与えた方が効果はあると思います。
例)
✖テストで100点をとったらご褒美
〇テストのために勉強をやったらご褒美
などなど。
機械的にご褒美を与えるのではなく、必ず褒めることが大事です!
そうすることで、内発的動機づけが育つ!
つまり、
ほめられる
↓
自らやるようになる
いずれはご褒美なしでもやることを目標に。
※「~しないと〇〇出来ないよ」の否定形で行動を促すことはお勧めしません。
あくまでも肯定文を意識!!
指示の工夫③
子供同士の力を利用する。
2人以上の子供がいる場合に、
好ましい行動をしている子を褒める
- 兄弟がいる方はお勧めの方法!
- 一人っ子でも友達と遊んでいる時や学校などで有効。
これもよく見かけますが、一歩間違えると子供の心を傷つけてしまう恐れがあるので言葉選びは慎重に!
例)チンパンにお着替えをさせたい場面
〇「お!〇〇くんはもう着替えられたんだ!早いね!」
✖「チンパン見てごらん!〇〇くんはもうできてるよ!」
✖「〇〇くんは出来ているのに、なんでチンパンはできないんだろうね」
注意点
- 子供同士を比べない
- 誰か一人を非難しない
ここでの目的は、だれかの好ましい行動を褒めることで、子供の協力を増やすこと!
自分の子供をけなしたりしないようにご注意くださいませ。
指示の工夫④
「ブロークンレコード・テクニック」
というと難しそうですが、
これがまさに
ブレない私でいるために必要なことでした。
ほんとに壊れたレコードのように、
何を言われても
チンパンの寝る時間(失敗バージョン)
家ルールで9時に寝る場合
チンパン、寝る時間だよ
えー
なんで寝なくちゃいけないの?
みんな寝てる時間だから。
明日も起きれなくなるし、早く寝な!
みんなもっと遅いよ!
こんな時間に寝てる奴なんかいねーよ!
バカじゃねーの?
・・・
と永遠にチンパンの文句や屁理屈は続きます。
私もこの屁理屈にいちいち対応するので疲れます。
「なんでもいいから、早く寝ろ!」
と一喝したいところです。
これでは解決しないので、ブロークンレコードテクニックを使った例をご覧ください。
チンパンの寝る時間(成功バージョン)
寝る時間だよ
は?まだだし!
寝る時間だよ
何で寝なきゃいけねーんだよ!
寝る時間だよ
このように攻防戦が続き
わかったよ。寝りゃーいいんだろ!
寝るから、その言い方やめて!
分かってくれてありがとう。
おやすみ
となるわけです。
しかし、長い攻防戦が続き決着がつかない時もあります。
チンパンは屁理屈大魔王なのでいくらでも人の揚げ足は取れます。
ほんとムカつく(´Д`)
攻防戦が続くときは長いのです。
キリがないなと思ったら、「警告」に移ります。※次回記載します。
しかし、この壊れたレコードのようになれると、ブレない自分が完成されるわけです。
私はここが結構弱点なので、屁理屈大魔王のチンパンに飲み込まれてしまうこともまだまだありますが、親子で少しづつ成長出来たらと日々奮闘しております。
今回のまとめ
指示の工夫
①選択させる
②ご褒美制度
③子供同士の力を利用
④ブロークンレコード・テクニック
そしてどの指示の後でも必ず25%ルールで褒めるをお忘れなく!
ママと子供に合った指示が見つかるといいですね。
しかーし!
ママの無理は禁物!
無理な時は、徹底的に休んでくださいね!
耳をふさいで寝てください(*´ω`)
行き詰ったら、
一人で悩まず、どこかに預けたっていい。
大丈夫。子供はそう簡単に死にません。
まずはママの身体が一番!そこをお忘れなく!
次回は、「ペナルティ」のことについて書いていきまーす!
※あくまでも私が受講したことをチンパンに当てはめてつづっていきます。
※完全に個人の記録です。
※当然ですが、個人差もあります。
※専門のトレーナーではないのでその辺ご了承ください。
参考にしてる本↓